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  「佐藤彦五郎と土方歳三の姉ノブ直系子孫」が運営する資料館ブログです。佐藤彦五郎新選組資料館HPが替わりました。新しいHPはリンクから。またはこちらへ http://sato-hikogorou.jimdo.com/
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2008年3月12日 第2回〜山南忌〜 【壱の巻】
(京の町歩き、新選組隊士を追って)

山南忌の招待を受け、出席させていただいた。
前日の8日朝に京都入り。ホテルに荷を預け、Dパックひとつでゆかりの地を歩くこととなった。

私たち一行五名は、谷氏曰く「京の町は、自分の足で歩かなければ距離感が掴めない」を合言葉のように、何度もこの言葉を心に刻みながら、覚悟を決め、山南忌主催の田野家(旧前川邸)を目指した。

最初に向かったのが不動堂。最後の屯所となる不動堂村が近いので、隊士たちもよく訪れたであろう。


次ぎの油小路で伊東甲子太郎の遺体と鉢合わせ。神妙に手を合わせていると一行から遅れをとってしまった!山南走りで?追い付いたが、呉々も油断なりませぬ。





伊東甲子太郎絶命の地、本光寺から西本願寺へ。





佐藤彦五郎の長男・佐藤俊宣が、本田退庵(歳三が書を習っていた本田家)と共に、島田魁と会った西本願寺太鼓櫓。

その後、島田魁宅周辺から歩いて歩いて、島原大門へ。輪違屋、角屋へと流れる。




この辺りの佇まい、建物から発せられるものに幕末の匂いが感じられて仕方なかった。そして、歳三がお姉さんのノブに送った景徳鎮の茶器が、ふと、頭に浮かんだ。これは、私の中に流れている血・・・たぶん、そういうことなのだろう…

島原西門跡、朱雀通、新徳寺から壬生寺へ。
壬生寺は五年前、大河ドラマで藤堂平助役をやった中村勘太郎氏がお参りに来ていて、偶然お会いした所だ。

旧前川邸に着くと、明日の準備で忙しい中、田野氏のご案内でお蔵を見せていただいた。


ちなみに私は二度目あるが、今回は建築にも詳しい方もご一緒なので、初回見逃していた所も、じっくり拝見することができた。田野家にゆっくりさせて頂いて少々休息できたが、昼過ぎ、また歩いて四条通りへ。本間清一郎、久坂玄瑞の痕跡を通り抜けると、今度は佐久間象山の遺体とも遭遇!またもや手を合わせつつ、次は池田屋へ。


『池田屋騒動之址』

今やこの碑だけが池田屋の場所を確認できる手立てだ。
そこに建っているパチンコ屋さんも、戦いが終わったのか廃業していた。

池田屋跡近くのお豆腐屋さんで豆腐を食べたが、凄く美味しい!
一同皆々、感激の様子。



(写真:池田屋跡)



枡屋[しる幸](古高俊太郎邸跡)では、新選組ファンの方々が記念写真を撮っていた。五条を抜け、ぶらぶらしながらやっと京都駅近くのホテルへ。

この日はなんと二万歩を歩いた。
私は途中、二度ばかり「もう無理かも…」と訴えるも聞き入れられず、同行の若い女性、利恵子嬢に「姫が無理と申しております」と慰められつつも、一日が終わる。

続く(次回は9日、山南忌)




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