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  「佐藤彦五郎と土方歳三の姉ノブ直系子孫」が運営する資料館ブログです。佐藤彦五郎新選組資料館HPが替わりました。新しいHPはリンクから。またはこちらへ http://sato-hikogorou.jimdo.com/
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大河ドラマ「真田丸」で、前田利長役をされ、演劇で「士魂」では主役の沖田総司役を熱演された俳優・萬 雅之さんから、嬉しいお知らせがありました。

12月30日(土)夜9時〜  NHK BSプレミアム「鳥羽伏見の戦い」で萬さんが岩倉具視役で出演されます。

お写真で見るだけでも、品格のあるお姿は萬さんにぴったりです。
楽しみに拝見致しましょう。



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12月22日
現在、日野市新選組のふるさと歴史館にて、「新選組 井上源三郎」没後150年特別展が開催されています。
22日、見学に伺いました。

彦五郎は井上松五郎さんを通じて天然理心流に入門いたしましたが、
井上家は代々八王子千人同心であり、松五郎さんが継いだことにより、彦五郎が頼って天然理心流に入門出来たものと思われます。
天然理心流、中極位目録と免許が全文公開されておりました。
また図録には釈文が掲載されています。

ぜひ見たかった資料のひとつ、富澤忠右衛門(政恕)宛、彦五郎書簡は、初めて目にするものでした。
文中、道場修理の件に、「試衛場」としっかり書かれておりました。
(近藤周助の天然理心流道場が「試衛館」という確証は、実はまだ発見されておらず、試衛場が正しいとの説があります。)
内容も「野仕合をして費用を集めたら」との提案があり、やはり野仕合はデモンストレーションの興行だったようで、試合後は入門者も多かったとありました。

2階の展示室では、村絵地図から日野の土地柄や豪農が誕生した経済活動がわかる展示。
彦五郎の認印も見られました。

じっくりと見学させていただきました。

井上兄弟の事績は彦五郎にも多大な影響を与え、天然理心流を通じて、千人同心と新選組を結びつけたのです。





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12月12日(火)
現在、調布市郷土博物館で行われている、大政奉還150周年記念企画展「近藤勇と調布の幕末維新展」に行って参りました。



先日、龍馬会でこの企画展の資料をいただきましたが、公開中の展示資料の中に佐藤家に関わる資料の展示があります。甲陽鎮撫隊後、彦五郎の逃亡先である羽生家に残した三浦休太郎宛の近藤勇の書簡です。

甲陽鎮撫隊とともに戦った勝沼戦争で惨敗し、彦五郎は新政府軍から命の狙われ、一家離散して逃亡生活を致します。
彦五郎はノブ、そして末娘ともを下女におぶわせ、大久野村(現・日の出町)の羽生家にひと月ほど匿ってもらったという経緯があり、その時にお礼とともに置いてきたものです。
その書簡が公開されています。過去に日の出町での公開はあったそうですが、私は初めて目にするもので、保存状態も大変良いものでした。

羽生家までの暗夜行を彦五郎とノブはどのような気持ちで山を越えたのか。
「雉子(きじ)啼くや 躓く(つまずく)石に のこる闇   盛車(彦五郎)」という句を残しています。

命惜まず彦五郎たちを匿ってくれた羽生家に、改めまして感謝申し上げると共に、この度公開下さった羽生兼五様に御礼でございます。

また近藤勇養子縁組状も美しく表装され展示されておりました。

なんてことでしょう。見学して間もなく宮川清蔵氏ご子息の清志様とばったりお会いいたしました。
やはり見学に来られたとの事。
学芸員の金井氏のご案内でご一緒にすることとなりました。

その後、高野館長が戻られたとのことで、ご挨拶にお見えになりましたが、館長は八王子・日野市とも大変ご縁のある方で、嬉しくなりました。

偶然は重なり、清志氏もご存知なかったことですが、午前中に宮川清蔵氏もお出でになられたとのことです。

閉館時間まで居ましたが、感慨深い時間でした。

P.S 退館間際に龍馬会でご一緒だったM女子をもお会い致し、度重なる偶然でした。

12月17日までの特別展となっております。




(宮川清志さんと)


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12月10日(日)
龍馬会「第9回総会・講演会」に行って参りました。

今年最後の龍馬会講演会ですので、活動報告、収支報告も滞りなく終了しました。(昨年は、12月いっぱいジャマイカとキューバへ行っており、参加できませんでした)

その後、阿納代表による「龍馬と明治維新」のお話は、年表を見ながら進み、改めて激動の時代の生き様に、身が引き締まる思いでした。

阿納氏の余談が面白く、お詳しく、勉強になりました。
新選組関係にも配慮下さりながら、「龍馬ファンの方は、新選組も大好きです」・・・ありがとうございます。

次回は、新年1月21日(日)14時〜
クリエイト・ホールにて「龍馬の手紙を読む」
慶応2年12月4日付 坂本権平一同宛書簡
楽しみです!

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12月9日(土)
日野市産業振興課の小松様、新選組のふるさと歴史館・館長の金野様の依頼により、朝9時45分、日野宿本陣(旧・佐藤彦五郎邸)にて、外国人ツアーの皆様をお迎えいたしました。





日野散策組の方、日野宿交流館、日野宿本陣の皆様と駐車場のところでお待ちしておりますと、ガイドの会・会長の芹川様の案内で19名の客人がお出でになり、段だら法被と鉢金のコスチュームに変身、見学されました。

参加者の国籍は、イギリス、中国、ポルトガル、台湾、フィンランド、ネパール、ベトナム、チェコ、スウェーデン、など様々・・・
オリンピックに向け、多くの外国からのお客様が日野市を訪れて下さるよう、観光のPRを発信していただき、当資料館もご協力させていただく所存でございます。







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12月2日(土)
武蔵野ふるさと歴史館にて行われました、小島政孝氏「幕末から明治にかけての剣術事情」の講演会に行って参りました。

レジュメも9ページに渡り、興味深く勉強いたしました。
「聞きがき新選組」にも記載のある島田某との剣術手合わせ申し出の件は「梧山堂雑書」元治元年4月29日にも記述があります。

「先ず、双方共、安堵の事御座候」とあるものの、島田某とは、鹿島神伝15代・嶋田孝三で、2代目島田虎之助を名乗っていたとのことでした。
戯れ文を残しており、彦五郎をケチョンケチョンにしておりました(可哀想なので省きます)

講演会の後、31人会面々の清水隆氏、佐々木氏、吉田女史と私で小島先生を囲み、お茶で雑談に花が咲きました。





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平成29年11月12日(日)

町田市自由民権資料館にて、
安田吉人氏(中央学院大学講師)による「大沼枕山と多摩の豪農との交流」講演会に行って参りました。
安田氏のお話により、大沼枕山との接点がとても良く分かり、途中休憩なしの2時間過ぎの熱弁は、とても時間が足りない程に興味深い勉強会でした。

大沼枕山は明治14年「昌文新編」に漢詩「近藤勇」「土方義豊」を掲載しておりますが、そのいきさつが教養高い多摩の人々との交流があったこと、また市村鉄之助が佐藤家にもたらした歳三の写真の裏書きに大沼枕山の漢詩「土方義豊」を佐藤俊宣が筆記した理由を知ることが出来ました。

講演の後、民権学芸員の杉山氏により、安田先生を紹介いただきまして、何よりでございました。

また小川村名主・細川家ご子孫の武文氏も、この勉強会にご参加されており、交流いたしました。

杉山氏のご案内で、今回の特別展示、谷保の本田家資料から大発見された「武蔵野叢誌」筆禍を伝える漢詩文を見る事が出来ました。
これは、国立市教育委員会・文化財調査員の井坂綾さんのお手柄で、その場で御礼申し上げました。
この漢詩文は、大正8年、本田定年(退庵)の長文で、展示資料の解読文に全文が紹介されております。

大変、有意義な講演会でした。

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11月9日(木)
茨城県立歴史館「志士のかたち」展に行って参りました。

初めての水戸。
東京から特急で1時間半ほど、8時50分に水戸駅に副館長と着きました。

先ずは東照宮へお参り。
家康公を祀る神社には、徳川斉昭設計の戦車2台を見ることができました。





続いて、弘道館へ。
ここも、歩いてすぐのところ。





斉昭公により作られた日本最大の藩校も見学いたしました。
正庁・至善堂の広さに感動でした。




(広い玄関)

また運良く、この日の午前中のみ、八掛堂の中に納められている弘道館記念碑の拓本が広間に直置きされており、これが等身大とのことでした。
(軸装され、床の間に掛けられているものは、やや縮小されているそうです)




(床の間の掛け軸は縮小されたものとのこと)

大満足の後、いよいよ茨城県立歴史館へ。
水戸市内バス1日フリーパスを購入し、バスで移動。


(歴史館の敷地にある洋館はすぐ目につきました)


(歴史館も立派な建物です)


(歴史館の入り口です)

館内は撮影禁止です。
受付にて展示協力者を告げましたところ、展示場所を教えてくださいました。
順次見学しておりますと、小澤重雄学芸課長はあいさつにおいで下さいました。
お会い出来、何よりでございました。

佐藤彦五郎新選組資料館所蔵「土方歳三の龍笛」は、3章・新選組誕生のコーナーに、四方から見ることが出来る単独展示ケースの中にございました。
展示方法によるのでしょうか、素晴らしい龍笛に見えておりました。
お隣りの単独ケースには、新選組袖章2枚の展示です。

終盤の展示では、大変ボリュームのある徳川慶喜筆の「誠」、また大政奉還図は圧巻でした。
天狗党のことも勉強になりました。

最後に偕楽園の好文亭に参りましたが、三階からの眺望は素晴らしく、これが三千本の梅の時期なら、さぞかしだったでしょう。


(好文亭表門)


(好文亭三階からの絶景)

水戸・徳川家を満喫した1日でした。

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「名刀とは一度も実用されず、そのみごとな鍛え肌を目にしただけで世がおさまるほどのものをいうのです。   千代鶴是秀」

「明治生まれの鍛冶の名工の恐るべきことばである。それができるまでの工程に一点の無駄も曇りもない、そういう〝必然〟だけで作られており、他のありようなど考えられないからだ。たしかに人にもそういうことがある。あの人がそこにいるだけで、一言も口にせずとも混乱した場がおさまるような。土田昇著『職人の近代』から。」

これは、今日の朝日新聞、朝刊「折々のことば」に掲載された一文です。

なるほどと納得させられ、すぐに土方歳三の拝領刀、葵御紋の「越前康継」がまさにそれなのだと思いました。

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残念なお知らせです

高幡不動尊金剛寺・川澄祐勝貫主が逝去されました。
今年5月のひの新選組まつりの後から、体調を崩されたとの声を聞いてはおりましたが、今月10日、日野市内の病院で亡くなられたとのこと、あまりにも急で信じられない思いです。
ひの新選組まつりは勿論、新選組を語る時の嬉しそうな笑顔が今でも忘れられません。

新聞にも掲載されましたが、通夜は17日、18日は近親者による密葬で行い、本葬は来年3月16日とのことです。

17日、主人とお通夜式に参列させて頂きました。
お清めの会場で、一緒になった井上源三郎資料館の館長・井上雅雄さんと、日野新選組ガイドの会の芹川会長と共に、献杯致しました。

ご冥福を御祈り致します

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