「佐藤彦五郎と土方歳三の姉ノブ直系子孫」が運営する資料館ブログです。佐藤彦五郎新選組資料館HPが替わりました。新しいHPはリンクから。またはこちらへ http://sato-hikogorou.jimdo.com/
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6月12日(日)
福子新選組倶楽部のイベントで、「ザ・刀剣」展(東京富士美術館)を見学いたしました。 13時から14時半まで、刀匠・月山貞伸氏と学芸員の鴨木氏のトークセッションがございましたが、鴨木氏の計らいで、全員上席を頂きました。 約200席は満席となり、刀剣への関心の大きさを物語っています。 刀工・月山派800年の歴史ある月山貞伸史のお話しには、心打たれるものがございました。 一振りの刀がこの世に産生するまでは、刀匠が身を削り、鍛錬した刀を水に入れる時には、祈りの気持、そこに何かが宿ったときに名刀が出来る。 感動致しました。 トークセッション終了後には、月山貞伸先生との集合写真を撮らせていただきました。 その後、月山派の歴史、刀を製作するまでの映像を見ていただいた後、刀剣展示の鑑賞を致しました。 スペシャルな一日を堪能された事と存じます。 最後に、越前康継の刀の左後ろに展示されたフルベッキ写真ですが、確認したところ、リアル写真でございました。 一度、米国に渡ったものが・・・鴨木氏にお聞きして明らかになりました。 (刀匠・月山貞伸先生とご一緒に) PR |
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本田家を後にした私たちは、谷保天満宮に向かいました。
途中、やはり親戚の関家がございます。 ちょうど通りかかったところに「関家かなどこ跡」の看板があったので 歩道ではございましたが、少しお話しさせていただきました。 谷保鋳物師三家の中心的存在であった関家は、東京・埼玉・神奈川に、梵鐘のほか半鐘や仏像、鰐口など多種に亘る製品を奉納していました。立川普済寺(沖田家墓所)、府中高安寺、谷保山南養寺、日野牛頭天王(現八坂神社)等があります。 さて谷保天満宮ですが、先日下見に伺ったときに 「宮司さんのお話しと重要文化財の狛犬」を 見せていただけることになっていました。 谷保天満宮に着いて拝殿へ、宮司さんが私を認めると、すぐに手筈をとっていただき、社務所二階の「宝物殿」での解説をしていただけることになりました。 ここでも、谷保天満宮の古写真7枚を宮司さんに渡すことができました。 それらの古写真は、いずれこのブログで・・・ 拝殿。かつて手前には相撲土俵がありました。 三郎殿 慰霊碑は本田家の米庵流の篆刻が彫られています。 社務所二階の宝物殿に案内されて丁寧な説明を受けました。 ここで最も重要なものが、二対の木造獅子狛犬、それに天満宮の扁額です。 それを袋に入れて持ち帰らないようにとの一言がございました。 また明治41年、有栖川宮親王殿下の先導により、 日比谷公園から谷保天満宮まで、遠乗り会が開催されたことのお話しもお聞きすることができました。 当時の写真を見せていただきましたが、梅林での昼食会の様子、 多摩川手前まで車で足を延ばされた写真もございました。 最後は梅林で記念撮影をして、散会となりました。 今回の見学会で、有山家では、かつて息子さんに私がピアノを教えていた時の話や、本田家で結婚のご報告、はとこの話など、ただただ懐かしく、思い出話も尽きませんでした。 幕末前から脈々と続いている繋がりを誇りに感じる瞬間でもございました。 |
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午後からは、舞台を国立市谷保に移して、本田家主屋・薬医門の見学です。
本田家も非公開です。 1時20分、会員の皆さんより先に着きましたので、薬医門に行きますとご当主の娘さんが出迎えてくださいました。 間もなく本田家16代ご当主咊夫(荻庵)さんも見えられ、しばし談笑となりましたが、「谷保天満宮一千年祭」の古写真2枚、複写したものをお見せしたところ、明治時代の甲州街道に2台の人力車と塀が写っているのを見て、本田家前に間違いないことが分かりました。 薬医門の一部も写っていますが、まだ甲州街道に面していたものでした。 道路幅拡張によって、現在の位置に移されました。 この古写真は見た事がなかったとのこと、おふたりとも大変喜ばれておいででした。 30分ほどして、会員の皆さんも到着し、おふたりのご説明を伺ながら見学となりました。 現在、平日は国立市の調査が入っているとのことです。 昔の屋敷の絵が額にありましたが、光ってしまうため斜めからの撮影 新しい玄関には、米庵流の篆刻が並んでいます 主屋の建築年代を調べたところ、本田家には「金屋諸職人作料其外払方牒」(嘉永2年・1849年)という家普請の記録があり、このとき母屋南側の書院、および母屋西側の元々馬屋だったところを書斎等に増築したものとあります。 嘉永2年に増築されているので、歳三や近藤勇が訪れていたころは、現在の建築であったようです。 咊夫さんにお伺いしましたところ、近藤勇は周辺の剣術のために訪れていますが、書や漢詩を習っていたそうです。 東側からの面、書院、中の間、奥の間と続く 中の間・北側の柱に付けられていた祈祷札を調査したところ、享保16年(1731)銘が確認されたそうです。 祈祷札を剥がしたあとは、白く残っています。 300年近くの歴史のある建築ということになります。 東側の古い方の玄関に私が向かうと、多くのオーブが写り込んでいます。 とてつもなく長い歴史を背負った建物で、著名な文人たちも此処の歴史に携わっています。 狂歌師の蜀山人 こと太田直次郎や府中六所宮の祠官の猿渡容盛(ひろもり)、儒者で漢詩人の小野故山、他多くの文化人との交流がありました。 佐藤彦五郎邸もそうですが、当時の文人たち、また歳三・勇らの語らいが聞こえてきそうな邸内は、そんな歴史が刻まれているのですね。 歳三や勇が泊まった部屋がここ。奥の間になるそうです。 奥の間には、彦五郎の母・マサの姉・チカさんの絵の額がありました。 東側から見る薬医門 2時40分、おふたりに御礼申し上げ、谷保天満宮に向かいました。 谷保天満宮の話しは次回にさせていただきます。 |
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平成26年6月21日(土)
本日は、「福子新選組倶楽部」会員のイベントとして ①「有山家の上段の間」〈非公開〉 ②「本田家の主屋、薬医門」〈非公開〉 ③「谷保天満宮」 3カ所の見学会を行いました。 参加者は12名、当資料館に集合していただきました。 最初に向かったのが、有山家です。 ① 有山家・上段の間(非公開) ここは非公開ですが、有山様のご好意により今回特別に見学させていただけることとなりました。 この「上段の間」、かつては佐藤彦五郎宅(日野宿本陣)にあったものですが、明治26(1893)年の日野宿の大火(彦五郎宅の東隣り近くまで延焼)のあと、彦五郎が息子の彦吉のために「雨風を防ぎ、すぐに生活できるように」と、養子先である有山家に、用水路を利用し曳き家して移設したものです。 明治13年、14年と2年続けて明治天皇がご休憩されたという由緒ある建物です。 彦吉というと、歳三が怪我をして泣いた幼児の彦吉を「男の子の向かい傷だ、めでたい、めでたい」と言いながら、抱き上げ座敷に入れ介抱したというエピソードがございます。 11時にお伺いしましたところ、ご当主の奥様がご案内くださいました。 何度となく、おじゃまさせていただいておりますが その都度、感銘を受けます。 上段の間は、読んで字のごとく、一段高く作られています。 釘隠しも長押に付いているのは勿論ですが 下の段の板にも付いています。 佐藤彦五郎宅(日野宿本陣)で最も高貴な間ですので あらゆるところにこだわった造りにが見受けられます。 戸袋にも彫刻が施されているところも、めずらしいものです。 違い棚、床の間も、上段の間ならではの立派な造りになっています。 今年亡くなられたおばあ様は、勝海舟のご子孫ですが、 海舟の軸も賭けられていました。 彦五郎、のぶと四男・彦吉の親子の絆を感じさせるものでもありました。 お陰様で上段の間を堪能させていただきました。 次回は、本田家見学について書かせていただきます。 |
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2008年4月28日(月)
いよいよGWとなり、お出かけ日和となりました。 日野でも、5月3・4・5・6日と、ひの新選組まつりの10・11日は、土方資料館、井上資料館、当資料館の3つの私設資料館も、特別展示で開館致します。 さて、昨日27日は、福子倶楽部限定のイベントを催しました。緊張なさったり、感激されたり…と、いい思い出になったのではないでしょうか。第二部で、歳三の意外な一面や、教養の深さ、芸術性もお楽しみ頂けたと存じます。 終了後、面白かったとの声もたくさん頂きました。 ということで、第二弾も企画いたしておりますので、お楽しみになさってください。 福子倶楽部の特典として、当資料館、初公開の書簡を1日限定で展示いたしましたが、当倶楽部は随時、会員を募集しておりますので、詳しくは当資料館でお聞きください。 |
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