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  「佐藤彦五郎と土方歳三の姉ノブ直系子孫」が運営する資料館ブログです。佐藤彦五郎新選組資料館HPが替わりました。新しいHPはリンクから。またはこちらへ http://sato-hikogorou.jimdo.com/
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7月14日(木)



当資料館所蔵の『越前康継』を「是非、展示したい」と備前長船刀剣博物館からの依頼があり、見学も兼ねて岡山へ行って参りました。

康継は葵御紋が契られた徳川の拝領刀ですが、和泉守兼定が佐藤家にあった頃も康継のほうを大事にしていた記録が残っております。
また刀身の茎には2度の試切りが彫られていますが、試切りとは、将軍の佩刀を死刑人の体を斬って刀の利純を試すもので、大名や旗本等も山田浅右衛門に試斬りを依頼しておりました。要するに試斬りがされるとは、一級の刀である証しとなります。

今回は越前康継に加え、当館所蔵の土方歳三の書簡も展示の意向があり、そのレプリカを新選組のふるさと歴史館からお借りし、持参する為、長女も同行致しました。

事前に岡山在住の長倉達郎氏と連絡しあった上、岡山駅まで迎えに来て頂き、先ずは大切な資料を長船刀剣博物館へ納めることと致しました。
長倉氏の運転で小一時間ほどで到着いたしましたが、本当に助かりました。

博物館では展示の真っ最中でしたが、その場で刀を改め、書簡と共に展示くださいました。
薄桜鬼・土方歳三のパネルの前に康継と兼定、土方書簡は迫力ある展示となっております。


(展示された歳三の佩刀と書簡。前は同行した長女)

その後、長倉氏の案内で、あさくらゆう氏によって発見された、安富才助さんのお墓に連れていっていただきました。
お墓参りでは歳三の子孫として手を合わせ、御礼をお伝えしました。
安富才助さんは箱館戦争後、彦五郎を訪れ、土方歳三戦死の状況報告していただきましたが、それを書き取ったメモ書は、歳三戦死の状況を伝える貴重な資料として、当資料館に展示しております。
(あさくら氏、よく発見くださいました!)


(側面には“安富才助夫婦之墓”と彫られています)

侍屋敷・安富牧場ではアイスクリームでひと息いれ、岡山駅まで送っていただきました。
長時間の運転、本当にありがとうございました。

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